ID : 12272
公開日 : 2009年 6月25日
タイトル
丸太アート道しるべに 地元観光業者らが設置 日光・霧降高原
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新聞名
下野新聞
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元URL.
http://www.shimotsuke.co.jp/town/life/volunteer/news/20090624/164174
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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杉の間伐材を再利用した丸太にチェーンソーで動物や昆虫を彫った道しるべ30本が完成し、設置作業が23日、霧降高原の県道で始まった。地元の観光業者ら30店舗でつくる「霧降を元気にする会」(山本智
之会長)が製作を続けていた道しるべ。「霧降高原を訪れるドライバーに楽しんでもらいたい」という会員の思いがこもっている。
道しるべは高さ4メートル、直径40センチほどの丸太に、チェーンソーアートを施した。クマ、シカ、ワシ、クワガタのほか、竜や東照宮の「三猿」も彫った。
3年前の東日本大会で優勝した鹿沼市在住のチェーンソーアーティスト小林哲二さん(38)と山本会長の弟、和孝さん(37)の2人が1年間かけて製作した。
完成した30本の道しるべは、霧降高原を通る県道日光青柳線の25キロ間で1キロごとに設置する計画で、地元の観光施設やペンション、飲食店など「元気にする会」のメンバーらが同日朝から設置作業を始めた。松
原町交差点を起点に、同地点からの距離のほか、標高、付近にある野草などの情報を示した案内板も張り付ける。
県道は、霧降高原有料道路が2006年9月から無料化された。これを機に交通量が増えたため、道しるべの設置は「ドライバーの安全を」と提案され、市の補助事業にも採択された。
山本会長は「霧降を通る県道は、市内各地の観光地にも通じる幹線道路で、いわばへそのような道。ただ通り抜けるのではなく、次々に現れるオブジェをドライバーに楽しんでもらいたい」と話している。