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ID : 12265
公開日 : 2009年 6月25日
タイトル
太子食品、十和田工場にバイオマスボイラー新
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新聞名
河北新報
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元URL.
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090625t22004.htm
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写真:
  写真が掲載されていました
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豆腐・納豆製造の太子食品工業(青森県三戸町)は、青森県内の廃材から作る木質チップを燃料に使うバイオマスボイラー1基を十和田工場(十和田市)に新設し、稼働を始めた。廃材の有効活用を図るとと もに、環境負荷を低減させるのが狙い。バイオマスボイラー導入に伴い重油ボイラー2基を停止させ、二酸化炭素(CO2)に換算して年間排出量をほぼ半減させることにつながるという。
 工場は豆腐や納豆、油揚げなどを加工する際、ガスではなくボイラーの蒸気で加熱や殺菌を行っている。新設したバイオマスボイラーが蒸気を発生させる能力は1時間当たり4トン。設備投資額は3億2000万円。
 燃料の木質チップは、青森県内から排出された建築廃材を5センチ以下に破砕した木片。将来は間伐材など農林廃材も使い、地域資源の有効活用も図る考え。ボイラーの焼却灰は、地元企業によって別の製品造りに 再利用される予定。
 同工場はこれまで重油ボイラー8基の体制だったが、重油6基とバイオマス1基の体制に変更。これにより年間に使用する重油量を1400キロリットル削減。CO2の年間排出量にして約4000トン(約45%)分を減らせ る計算になるという。
 太子食品工業は「工場は豊かな自然が残る環境に立地しており、バイオマスボイラーは自然を守る取り組みの一つ。化石燃料の使用量削減などを通じて、地球温暖化防止に貢献したい」と話している。
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