ID : 12170
公開日 : 2009年 6月18日
タイトル
三井物産、クレジット活用した国内CO2削減事業に参入
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新聞名
日刊工業新聞
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元URL.
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0920090619aaaf.html
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元urltop:
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写真:
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三井物産は国内クレジット制度(用語参照)を活用した国内二酸化炭素(CO2)排出削減事業に参入する。第1弾として国産原木の製材・販売を手がける西村木材店(三重県松阪市、西村仁雄社長)と共同で、
木質バイオマスを利用し製材工場から出るCO2を減らす。排出削減量は年約4500トンの見込み。事業期間は2009年7月―13年3月。地球温暖化対策が叫ばれる中、三菱商事や丸紅など他大手商社もCO2削減事業
を相次いで活発化している。
三井物産は7月から稼働する西村木材店多気工場の木材乾燥施設に木質バイオマス焚きボイラを導入し、従来熱源として使っていた灯油の消費量を減らし、CO2を削減する。今後は削減事業のほか、カーボンオフ
セットへの対応も検討する。
木質バイオマスの燃料は工場内から発生する樹皮や木クズを使う。同工場に供給されている三井物産の三戸社有林(三重県紀北町)でつくられたヒノキも燃料の一部になるという。