ID : 1232
公開日 : 2006年 6月23日
タイトル
佐々木木材防腐と群馬大、木製ガードレール開発へ
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20060622c3b2203w22.html
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元urltop:
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写真:
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木材加工の佐々木木材防腐(群馬県前橋市、佐々木国雄社長)と群馬大学工学部は、群馬県産の間伐材を使った木製ガードレールの開発に取り組む。木材に独自の防腐加工を施して強度を保ち、支柱を含め
た「オール木材化」にメドをつけた。資源の有効活用につなげるほか、鉄製に比べて景観上有利な点を訴えて、自治体の採用を見込む。
長野県など一部の自治体が鉄の基盤に木材を張り付けたり、支柱にコンクリートを使ったりしたガードレールを採用している。オール木材化は強度確保や地中の防腐対策が課題となっていた。
佐々木木材防腐は住宅・建築用にノウハウを確立。木材を約8割まで圧縮した後で表面全体に無数の小さな穴を開けて、専用の防腐薬剤を染み込ませる「インサイジング加工」を活用する。ガードレールは直径20セン
チメートルの支柱と、断面が20×12センチメートルの楕円(だえん)形の横はりの組み合わせを想定する。