ID : 12057
公開日 : 2009年 6月12日
タイトル
新規就農、10年以降で最多 「林業」も20代増加 栃
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090610/tcg0906100230000-n1.htm
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元urltop:
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写真:
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栃木県内農業の年間新規就業者は224人で、平成10年以降最多だったことが9日、県のまとめで分かった。定年退職を迎えた団塊世代のサラリーマンが家業を継ぐ「Uターン就農」が増えているのが原因と
いう。一方、林業の新規就業者は42人。20代が最も多く明るい兆しがみられたほか、昨秋からの世界的不況の影響もあって無職からの転身者が増えた。
県経営技術課が21年度(20年5月~21年4月)に新たに就農した青年農業者(16~39歳)と中高年農業者(40~64歳)を調査した結果、新規就農者は全体で224人でうち女性は18人だった。18年度の189人から
3年連続で増えている。青年農業者は横ばいだが、中高年農業者は17年の37人から増え続け、21年度は86人だった。
同課によると、県農業大学校では17年度から、新規就農希望者を対象にした研修講座「とちぎ農業未来塾」を開講しており、毎年100人を超える盛況だ。
また、県林業振興課が20年度(20年4月~21年3月)に新たに森林組合や林業事業体に雇用された林業就業者を調査したところ、42人で前年度より9人増えた。年齢別では、20代が15人と最も多く、30代も14人だ
った。林業就業者の前職をみると、事務系会社(14人)、土木・建設会社(9人)、農業(6人)など。無職は前年度のゼロから5人に増えた。
同課は「20代の就業者が増えたのは明るい材料。無職の人が増えたのは、昨秋からの景気悪化が理由なのでは」と指摘している。