ID : 11661
公開日 : 2009年 5月13日
タイトル
ロシア丸太の輸出関税上げで国産木材に転換の動き 森林・林業白書
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090512AT3S1103B12052009.html
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元urltop:
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写真:
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政府は12日の閣議で「2008年度森林・林業の動向(森林・林業白書)」を決定した。建築用などの丸太について、ロシアの輸出関税率の引き上げに伴い、製材業者の中に材料を国産材に転換する動きが広が
っていると指摘した。林野庁は製材業者に材料を安定供給したり、国産材用の新たな加工設備の導入に必要な支援をするとしている。
日本が輸入する丸太のうち、ロシア材は45%を占める。ロシアの輸出関税率は現在25%だが、来年1月に80%に上がる予定。ロシアは07年7月から輸出関税率を引き上げており、日本の08年後半の輸入量は関税率引
き上げ前の5分の1程度にまで減った。
このほか、温暖化ガスの削減に関して、排出量取引などの新しい取り組みも紹介。「緑の雇用」と呼ばれる林業分野の就業支援について、景気悪化を受けて「期待がこれまで以上に高まっている」と分析した。