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ID : 11478
公開日 : 2009年 4月24日
タイトル
国有林:多様な広葉樹を植林 環境保全へ「宮脇方式」--林野庁導入
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/life/ecology/news/20090424ddm008020028000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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林野庁は09年度から、多様な広葉樹を密集して植える「宮脇方式」と呼ばれる植林方式を、国有林の一部で初めて採用する。かつては商品価値が高い杉やヒノキなど針葉樹をもっぱら植えてきたが、林業の 衰退や国有林野事業の累積赤字問題を背景に、約10年前から国土や環境の保全など森林の多面的な機能を重視する方向に転換してきた。生態系回復を目指す宮脇方式の導入もその一環で、林野行政の変化を象徴す るものだ。
 この方式は植生生態学者の宮脇昭・横浜国立大名誉教授が提唱。土地本来の植生を中心に多くの樹種を密植する。植物間の生存競争を促して強い森を育てるのが狙いで、一つの樹種だけを整然と植える従来の植林 方式とは正反対だ。
 林野庁は地滑りや火山噴火、台風などの被災地で宮脇方式による森林再生を検討。北海道ではミズナラ、東北ではブナなどの落葉広葉樹、東北南部以西の標高800メートル付近まではシイ、タブ、カシ類の常緑広葉 樹が中心となる見通し。広島県呉市の「野路山国有林(標高約750メートル)」で6月にも、モデル植林を実施する予定だ。
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