.
.
元URL.
.
.
.
兵庫県森林組合連合会(神戸市)は森林整備による二酸化炭素(CO2)吸収量の証明書を事業所に販売する事業に今年度中にも乗り出す。工場などのCO2排出量を証明書の購入で相殺する「カーボンオフ
セット」の一形態。住宅着工の低迷や外国産材の輸入増加で国産材の需要が伸び悩むなか、収益確保の新たなモデルづくりに取り組む。
カーボンオフセット事業は傘下の森林組合が管理する1万ヘクタールが対象となる見込み。同連合会が第三者機関に森林のCO2吸収量などの確認作業を依頼。環境省や上部団体の全国森林組合連合会(東京・千代田)に
よる認証を受け、同連合会が証明書を発行する。
証明書は同連合会の職員が社長を務める日本オフセットデザイン創研(神戸市)が企業に売り込む。認証制度の導入を待って開始する予定だが、既に食品メーカーやスポーツ用品メーカーなどが購入を打診している
という。販売先の事業所には間伐材でできた芳香剤も配布し、視覚からも森林保全の取り組みを訴える。
全国森林組合連合会によると、都道府県の連合会でカーボンオフセット事業を始めるのは兵庫県が初めて。同連合会は日本オフセットデザイン創研には出資せず、将来は他府県の連合会との共同事業も目指す。++/d
iv++