ID : 11395
公開日 : 2009年 4月18日
タイトル
「林業技術史で貴重」
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20090417-OYT8T00956.htm
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元urltop:
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写真:
写真が掲載されていました
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国の文化審議会が17日、文部科学相に答申した重要文化財(建造物)のうち、県内からは、ヤナセスギ搬出のために使われた馬路村など5町村にまたがる「旧魚梁瀬森林鉄道施設」が指定されることになっ
た。明治時代末から昭和初期の隧道(ずいどう)(トンネル)や橋など18施設(うち附(つけたり)4施設)。森林鉄道の施設が指定されるのは全国初。重文で5町村にまたがって一括指定されるのも初めて。
奈半利、田野、安田の各町と馬路、北川両村をつなげる総延長243・2キロの国内最大級の森林鉄道。1911~42年に国が建設。奈半利川上流のダム建設で一部が水没し、道路もできたため、63年に廃止された。
半世紀を経てもコンクリートやレンガなどの状態が良く、「林業技術史上、貴重な土木資料」と評価された。県内の重文の建造物は20件、60棟となる。
重文指定を目標に、調査や保存活動をしてきた「中芸地区森林鉄道遺産を保存・活用する会」代表の清岡博基さんは「看板やホームページを作り、地域おこしにつなげたい」と喜んだ。