ID : 11346
公開日 : 2009年 4月16日
タイトル
C02排出量の相殺実証で提携 下川など4町と環境団体
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/159306.html
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元urltop:
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写真:
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上川管内下川町などでつくる「森林バイオマス吸収量活用推進協議会」(会長・安斎保下川町長)は今年から、森林が吸収する二酸化炭素(CO2)を企業などの排出量と相殺する「カーボンオフセット」の実用
化を図ろうと、音楽家の坂本龍一氏が代表の環境団体「モア・トゥリーズ」(東京)と提携し、実証テストを進める。
二十一日に旭川市内で、坂本氏らが出席して提携協定を結ぶ。
同協議会は昨年七月、カーボンオフセットによる地域振興を目指し、同町と十勝管内足寄町、網走管内滝上、美幌両町で設立。環境省の排出枠認証制度「森林吸収J-VER」に適合するルール作りを、専門家を交えて
進めてきた。
今回、同協議会がルールを実証する相手を探していたところ、カーボンオフセットの普及に取り組んでいるモアが名乗りを上げた。
協定では、二〇〇九-一二年度の四年間、モアが同協議会に対し協賛金を提供する。各町の森林で間伐などを行い、同協議会が作ったルールをもとに、CO2吸収量を測定。「森林吸収J-VER」の認証を目指す。
認証を受けられれば排出枠をモアに提供。モアはコンサートなどで排出するCO2と相殺したり、第三者へ転売したりして活用する考えだ。