ID : 11255
公開日 : 2009年 4月 8日
タイトル
旭化成ケミカルズ:木質バイオマス発電、延岡市の第2火力発電所内に新設へ
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20090408ddlk45020700000c.html
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元urltop:
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写真:
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旭化成の蛭田史郎社長はこのほど、同社グループの旭化成ケミカルズ(本社・東京、坂本正樹社長)が、森林の間伐材や林地残材などをチップ状にした木質バイオマスが主原料の発電設備を延岡市の旭化成
岡富地区の第2火力発電所内に新設すると発表した。林業関係者にとってはうれしい需要となりそう。
来年10月に着工し、2012年7月に運転開始予定で、投資額は75億円。本格的な同様の設備は初めて。老朽化した重油ボイラーと石炭発電2設備の代替機として木質バイオマスへの転換を図る。
発電能力は1時間当たり蒸気が80トン、電気が1万4000キロワット。木材を5センチ以下に粉砕したチップを60%と石炭40%の割り合いで混合燃焼させ、年間にチップ10万トン、石炭2万5000トンを使う。既存設備
に比べ年間約17万トン(15%相当)の温室効果ガス削減につながるという。
チップは県北と熊本、大分にまたがる地域で集めることで各森林組合と合意、3月末の同社の経営会議で決定した