ID : 10837
公開日 : 2009年 3月10日
タイトル
二酸化炭素吸収量で森林整備評価 8社の4件初認証
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20090311/KT090310ATI090009000022.htm
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元urltop:
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写真:
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県内の森林整備に資金や労力を提供した企業の実績を二酸化炭素(CO2)の吸収量として認証する「長野県の森林CO2吸収評価認証委員会」(事務局・県林務部)は10日、八十二銀行(長野市)や東海ゴム
工業(愛知県小牧市)など県内外8社の森林整備4件を認証第1号にすることを決めた。各社は13日、県庁で認証書を受ける。
第1号は、ほかにセガ(東京)、アイシン精機(愛知県刈谷市)と同社系の企業4社のグループ。東海ゴム工業は北安曇郡池田町、八十二銀行は松本市、セガは南佐久郡南相木村、アイシン精機などは下伊那郡根羽村で
、いずれも県の「森林(もり)の里親促進事業」に基づき各町村や県と森林整備契約を結び、整備を支援している。
認証制度は、企業の社会貢献活動を森林整備に結び付ける狙いで県が導入。各企業がかかわった森林整備事業について、県林業コンサルタント協会(長野市)が樹種や間伐面積、樹齢などから1年間に吸収可能なCO
2量を算出し、委員会がこの日、県庁で開いた会合で認証を決めた。
4件の取り組みによるCO2吸収量の合計は367トンで、平均的な家庭56世帯の年間排出量と同程度という。各企業は自社のPRなどに活用するほか、県は将来、排出量取引に利用することも視野に入れている。
県林務部などによると、ほかに全国12府県が同様の認証制度を導入している。