ID : 10790
公開日 : 2009年 3月 7日
タイトル
間伐材から「パウダー燃料」 和歌山で全国初、CO2削減
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030701000551.html
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元urltop:
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写真:
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和歌山県と和歌山県森林組合連合会は、県内で伐採したスギやヒノキの間伐材を砕いて粉状に加工した「木質パウダー燃料」を、地元の温泉施設で使う事業を2009年度から始める。林野庁によると、全国
初の試み。
細かったり、曲がったりして建築用などに製品化できず、山に放置されることが多い間伐材を有効利用するのが狙い。二酸化炭素(CO2)を減らす効果も期待でき、県は「林業活性化と地球温暖化対策につながる燃料と
して利用を広げたい」としている。
間伐は、木々の間に日光を当てて成長を促すため一部の木を切る作業。人工林では定期的に必要で、和歌山県では年間約11万5000立方メートル(07年度)を伐採している。
県によると、連合会は、年間約1700立方メートルの間伐材を集め、1000分の1ミリの細かい粉に加工。当面は、同県日高川町の温泉施設に売る。
パウダー燃料は、空気を吹き付けながら燃やすと燃焼効率が良く、灰がほとんど出ないのが特徴。これまで重油や灯油を使っていた日高川町の温泉施設では、CO2排出量を年間約400トン削減できる見通し。