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美濃市の県森林研究所(前田英典所長)は24日、軽量化によって移設作業を楽にするなど、新しい工夫を凝らした間伐材運搬用のモノレールを発表した。同日、中津川市加子母の市有林で実演会を開いた。
豊かな森林づくりに必要な間伐を推進するため、全国植樹祭に合わせて独立行政法人森林総合研究所と共同研究した。
モノレールは林道に比べて土木工事の必要が少なく、急傾斜地で作業現場までの通勤や資材運搬に活躍してきた。が、従来型は重く、移設が困難で、数年に1回行われる間伐の搬出作業にはほとんど使われてこなかっ
た。
今回はレールにアルミ材を使って30%軽量化することで敷設撤去の負担を軽減。レールの支柱にクレーンのような構造の積み込み装置を設け、レールより高い位置からの積み込みができるようにした。
実演には加子母森林組合員や加子母中学校の生徒ら約135人が参加。組合員の日下部雅己さん(64)は「使ってみて問題はなかった。モノレールが戻ってくるまで作業の準備や休憩ができ、実用的だ」と話していた。(+
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