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ID : 12130
公開日 : 2009年 6月 9日
タイトル
足場丸太で覆屋建設 - 法隆寺・大講堂
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新聞名
奈良新聞
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元URL.
http://www.nara-np.co.jp/20090616110310.html
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元urltop:
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写真:
 
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斑鳩町の法隆寺(大野玄妙管長)で15日、大講堂(国宝)の瓦のふき替え準備が始まった。割れた瓦が目立つ北側を中心に雨漏りの恐れが出ており、覆屋を建設してすべての瓦をふき直す。
 県教育委員会と同寺が2年間の予定で着手した。覆屋は東西約49メートル、南北約32メートル、高さ約20メートル。大講堂がすっぽり隠れる大きさで、約5400本の足場丸太で組み立てる。足場丸太の伝統技術を継承し、 間伐材の有効活用も図れるという。
 地下遺構に影響するため柱を埋められず、「ウエイト」と呼ばれる約2.3トンのコンクリートブロック(1メートル四方)をおもりに利用。計57個を運び入れて覆屋が浮き上がらないようにするという。
 8月中には覆屋の建設を終え、瓦を降ろす作業にかかる予定だ。この日は、足場丸太をトラックで搬入する作業があった。
 大講堂は平安時代に落雷で消失、正暦元(990)年に再建された。内部には国宝の薬師三尊像が安置されている。瓦のふき替え中も拝観できる。
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