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道産木材で注文住宅を建築するハウジングオペレーション(HOP、札幌市、石出和博社長)は道産カラマツなどの間伐材を木造住宅の柱にそのまま使える乾燥処理技術を開発し、特許を取得した。従来の
方法より大幅にコストを削減でき、外国産の集成材よりも安く出荷できる見通し。
道産カラマツなどの間伐材は40年で直径20―25センチ程度になるが、輸入材(40―60センチ程度)より幹が細い。木の芯を含めないと建材として使えず、乾燥時に変形しやすくなる。曲がりにくい高温乾燥では木の
成分が溶け出し、白アリやカビが発生する懸念がある。
このため間伐材は板状に加工し、複数を張り合わせた集成材で使うのが一般的。だが道産は1立方メートル当たり約8万円と外国産材(同6万円弱)に比べて高いのが難点だった。
特許技術は木の芯を含んだ間伐材を柱状に加工して四方向から一定の深さの溝を作り、通常より30度程度低い80―90度で10日間(冷却期間含む)かけて乾燥する。溝を作ることで均質に乾燥でき、変形を防げる。++
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