ID : 10531
公開日 : 2009年 2月17日
タイトル
今後5年で地域内に熱供給、飯田市がシステム素案説明
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20090218/KT090217GYI090009000022.htm
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元urltop:
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写真:
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温室効果ガスの大幅削減に取り組む「環境モデル都市」に選定された飯田市は、太陽エネルギーや森林資源を使って地域内に熱供給する「タウンエコエネルギーシステム」の構築など、今後5年間に予定する
具体的な取り組みの素案をまとめた。17日、行動計画を作る上で意見を聞く市民検討会議の第2回会合を市役所で開き、説明した。
同システムは、行動計画素案の中核事業の1つ。活用が進んでいない間伐材や製材所から出た端材を、細かく砕いて固めたペレット燃料に加工し、中心市街地の熱供給基地に運搬。ペレットボイラーや太陽から集めた
熱を、配管を通じて基地から街区内の住宅や事業所などに供給する。
まず中心市街地でモデル実施し、広げていく方針。実現に向け、システム全体を調整する新たな事業体(会社)を2010年度に設立する考えを示したほか、配管整備は国に支援を要請していくとした。化石燃料消費が少
ない省エネ住宅など「低炭素不動産」の普及、太陽光発電設備の拡大にも取り組むとした。
委員からは「低炭素不動産の普及には建築士との連携が重要」との意見が出たほか、森林整備の人材育成、林業で収入が確保できる流通の仕組みづくりなどを求める声があった。