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2012年までに県が実行計画素案 県は12日、温室効果ガスの削減目標を示す「地球温暖化対策実行計画」の素案を発表した。計画は、森林整備や太陽光発電の導入促進で、二酸化炭素(CO2)などの温
室効果ガスを京都議定書が定めた「第1約束期間」の最終年となる2012年までに、基準年(1990年)から15・9%(約120万トン)削減することを短期目標に掲げた。
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| 計画は09年度から実行し、削減目標は、短期(09~12年度)、中期(20年度まで)、長期(おおむね50年度まで)に分かれる。中期目標は05年比36・4%減。長期は、再生可能エネルギーの導入や森林整備、排出権
| 取引などを活用し、CO2排出量ゼロを理想としている。だが、県内の05年の温室効果ガス排出量は約719万トンと、90年に比べ18・7%増加。全国平均(7・8%増)を大きく上回っている。
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| 実行計画は、〈1〉人工林への効率的な間伐などの「森林吸収源対策」〈2〉大規模太陽光発電の整備や個人住宅用太陽光発電への補助など「再生可能エネルギーの導入」――などが施策の柱だ。
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| 県は、学校や企業での環境教育用の事例をまとめた「やまなし環境教育実践指針」も公表。実行計画と共に、3月5日まで県民の意見を募集し、3月中にまとめる最終案へ反映させ、新年度から実行する方針だ。
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