ID : 994
公開日 : 2006年 5月15日
タイトル
森林景観形成ガイドラインを 県が初の策定
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/siz/20060516/lcl_____siz_____004.shtml
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元urltop:
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写真:
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自然を生かした景観づくりに役立てようと、県は森の管理や開発の際の指針となる「県森林景観形成ガイドライン」を策定した。県が森林に特化した景観ガイドラインを定めるのは初めて。五月中に県のホ
ームページなどで公表する方針。 (内田淳二)
県森林計画室によると、策定は森林の保護方法をより具体的に示す狙い。従来は都市部の景観を中心とした景観ガイドラインだけだった。
森林ガイドラインは、原生林や人工林のほか、里山や海岸林など種類別に現状と課題を分析。下刈りや間伐の時期・回数をまとめているほか、季節感のある森にする方法や、レクリエーションに利用できる広場の設け
方なども盛り込んでいる。
植物と建物を風景で調和させる方法についても説明し、「建物の足元に木を植えると建物の印象を和らげることができる」などとアドバイス。また、森林景観を考える上では「地域の特性や植生の歴史を把握する必要
がある」として調査の重要性を指摘。手順などを説明している。
同室は「森林は県土の65%を占めている。公共事業のほか、住民や民間事業者にも活用してもらいたい」としている。