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ID : 10169
公開日 : 2009年 1月19日
タイトル
特養ホーム「いいたてホーム」が2基導入 4月から本格稼働 
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20090118ddlk07040100000c.html
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元urltop:
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写真:
 
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CO2の排出抑制、間伐材の有効利用--環境負荷軽減、エネルギーの地産地消、林業活性化にも
 飯舘村の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」(同村伊丹沢、100床)は来年度から、ウッドチップを燃料に使用する「チップボイラー」2基を導入する。二酸化炭素(CO2)の排出抑制と間伐材の有効利用がねらいで 、県内の福祉施設でのチップボイラーの導入は始めて。現在設置工事を行っており、試験運転を経て、4月から本格稼働する。
 チップボイラーは、間伐材を砕いたウッドチップを燃料とするもので、近年、北欧諸国などを中心に普及が進んでいる。導入するボイラーはデンマーク製で、高さ2・1メートル、幅1メートル、奥行き2メートル。出力は 計580キロワット。現在使用している重油ボイラーは4月以降に廃止し、床暖房や給湯などすべてをチップボイラーでまかなう予定。
 導入で年間約522トンのCO2を削減できるほか、現在約1300万円(07年度)かかっている重油代も、チップなら約1000万円ですむという。09年度中にチップの全量を村内から供給できる体制を整え、林業の活性 化にもつなげたい考え。
 総事業費はボイラー設置棟の建設費も含め約8000万円。チップボイラー1基あたり約2800万円と高価だが、耐用年数が重油ボイラーの2倍以上あるといい、将来性を考えて導入を決めた。
 同ホームの三瓶政美施設長は「ボイラーの導入で、環境負荷の軽減だけでなく、エネルギーの地産地消にもつながる。重油を使えば燃料代はすべて村外に流れるが、チップを使うことで村内の森林整備も進むと思う」 と話していた。【
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