ID : 10053
公開日 : 2009年 1月 7日
タイトル
諏訪合同庁舎にカラマツストーブ 普及狙い設置
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=13016
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元urltop:
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写真:
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県諏訪地方事務所は、カラマツなどの針葉樹をまきとして有効利用する「カラマツストーブ」を諏訪市上川1の県諏訪合同庁舎に設置し、8日から使い始める。環境に優しく、豊かな森林づくりにつながるスト
ーブとして住民にPRし、普及を図る狙い。諏訪地方の公共施設への導入は初めてという。
茅野市に事務局を置く有限責任事業組合が普及を目指すカラマツストーブで、1階・県民ホールの中央に設置。同事業組合が同市白井出に設ける「まきステーション」から針葉樹の間伐材を調達し、まきに用いる。
諏訪地事所地域政策課によると、元気づくり支援金で同事業組合の活動をサポートしているほか、森林整備の促進は県の重点施策であることから、普及に一役買おうと、財団法人日本森林林業振興会長野支部のカラ
マツストーブ寄贈事業に応募。寄贈先の1つに選ばれた。
カラマツストーブは、一般的な鋳鉄製ではなく高温燃焼に耐える鋼鉄製で、やにが燃え尽き、灰の発生が少ない利点もある。地事所は、ストーブを囲めるようにホール内のベンチの配置を変え、一層の普及を目指して
、パネルやパンフレットなどを用意していく考えだ。
事業組合事務局の山田潤さん=茅野市=によると、これまでに130台ほどが売れており、辰野町川島小学校など公共施設への導入例も増えている。「カラマツはいやほどある。設置希望者が増え、山の再生が進めば
」と期待している。