ID : 9886
公開日 : 2008年 12月16日
タイトル
三瓶自然館の空調設備を木質バイオマス化
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新聞名
山陰中央新報
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元URL.
http://www.sanin-chuo.co.jp/news/modules/news/article.php?storyid=508584004
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元urltop:
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写真:
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大田市三瓶町の島根県立三瓶自然館サヒメルの空調設備が来夏までに、県有施設で初めて木質バイオマス化される。灯油に代えて、木くずなどを加工した木質ペレットを主燃料にすることで、二酸化炭素排
出量を七割以上削減できる見込み。
木質バイオマス化するのは、一九九一年の開館時から使い耐用年数を超えた本館の空調設備。二〇〇六年から木質ペレットへの更新を検討し、着火性や温度調整に課題を残すものの、灯油機器を補助的に使うことで
導入が可能と判断した。
現行は、冷暖房時に使う燃料は灯油のみだが、今後は七割が木質ペレット、三割が灯油となる。この結果、年間六十五トンを排出していた二酸化炭素量が十五トンに削減できると試算している。
事業費は五千百六十万円。コスト面では、国庫補助千五百六十万円を見込んで設置費を軽減するほか、燃料代も試算では灯油のみを使った場合とほぼ同額の年間二百三十-二百五十万円という。