ID : 9817
公開日 : 2008年 12月11日
タイトル
先住民が森林減少対策で抗議行動 締約国会議の会場で
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新聞名
47NEWS
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元URL.
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008121001000554.html
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元urltop:
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写真:
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ポズナニでの気候変動枠組み条約第14回締約国会議の会場で9日、先住民の非政府組織(NGO)メンバーら約30人が、地球温暖化対策として発展途上国で行う森林減少対策事業が、先住民の権利を侵害
する恐れがあるとして、抗議行動を繰り広げた。
メンバーは「(先住民の)権利なくして、森林対策なし」と叫ぶなど、約15分にわたり抗議。パナマの先住民クナの男性は、森林対策は先住民の土地に直接関係すると指摘し「会議で採択予定の関連文書の案に、先住民
の権利に関する記述がない」と批判、対策実施には先住民の権利の保障が不可欠だと訴えた。
さらに現在でも、先進国側が途上国で実施するダム建設などの温暖化対策事業が先住民社会を破壊していると批判した。
森林減少に伴う二酸化炭素の排出は、世界の総排出量の20%程度を占めるとされ、京都議定書に続く温暖化対策の枠組みで、森林からの排出抑制の仕組みをどう盛り込むかが大きな論点になっている。