ID : 9762
公開日 : 2008年 12月 8日
タイトル
県産カラマツを校舎の壁に 須坂の小学校で児童ら作業
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新聞名
信濃毎日新聞
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元URL.
http://www.shinmai.co.jp/news/20081208/KT081207SJI090006000022.htm
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元urltop:
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写真:
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須坂市豊洲小学校の児童らが7日、県産カラマツの間伐材を利用した羽目板を校舎内の壁に取り付けた。来年度の創立120周年に合わせて「森林の働きや林業の大切さを児童に理解してもらおう」と計画
。県森林づくり県民税(森林税)の活用で生まれた間伐材を県が無料で提供した。
羽目板は1階玄関や2階の視聴覚室とその周辺の廊下の壁計125平方メートルに張る。児童が作業する前に、保護者や地元の大工らが羽目板を打ち付ける下地の板を壁に設置したり、羽目板を切ったりして準備して
きた。
作業は希望した児童8人が参加。大工らの指導を受けながら、下地の板に接着剤を塗って羽目板をはめ込み、圧縮した空気の力でくぎを打ち込む専用の機械を使って次々に板を固定した。「思い出に」と、板の裏側に
自分の名前を書く児童もいた。
6年生の小川寛司君(11)は「最初はくぎを打つ機械を使うのが怖かったけれど、だんだん慣れてきた」。武田夏樹君(12)は「校舎がきれいになっていくのは気持ちがいい」と話していた。
森林税の活用で生まれた木材は下伊那地方の学校にも提供されている。同小では、創立120年に向けて保護者らがボランティアで校舎内の壁のペンキを塗り直すなど、美化を進めている。