ID : 9685
公開日 : 2008年 12月 3日
タイトル
細見谷林道補助は違法と提訴
.
新聞名
中国新聞
.
元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812030033.html
.
元urltop:
.
写真:
.
廿日市市吉和の細見谷渓畔林(けいはんりん)を貫く幹線林道建設で、事業主体の旧緑資源機構が地元の林業組合から徴収する受益者賦課金を市が補助金で肩代わりしたのは違法として、市民6人が2日、
真野勝弘市長に対し、昨年度分の211万円を支出した山下三郎前市長にその分を損害賠償請求するよう求める訴訟を広島地裁に起こした。
原告は自然保護団体の広島フィールドミュージアムの金井塚務代表(57)ら。補助金の市への監査請求が棄却され、それを不服として地方自治法に基づいて提訴に踏み切った。
訴状によると市は昨年9月中旬、昨年度分の補助金として、林業組合から同機構が徴収する賦課金に相当する211万円を支出した。これに対し、組合員の支払い義務を肩代わりしたにすぎない▽林道建設で本州有数
の生物多様性を誇る渓畔林を失い、市民全体の利益に寄与しない―などの理由で支出は違法だと主張している。
真野市長は「訴状が届いていないのでコメントは控える」としている。