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ID : 9363
公開日 : 2008年 11月13日
タイトル
「森の名手・名人」に大台と松阪の3人
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20081112/CK2008111202000035.html
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元urltop:
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写真:
 
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 森にかかわる優れた技術者を認定する「森の名手・名人」に、大台町と松阪市のワサビ栽培農家ら3人が選ばれた。大台町役場と県松阪庁舎で11日、認定証伝達式があり、3人が喜びを語った。
 3人は、大台町桧原のワサビ栽培西要司さん(65)と、同町上菅の鍛冶業小倉州南也さん(66)、松阪市稲木町のタモ製造野田正美さん(61)。林野庁所管の「国土緑化推進機構」が選び、本年度は県内から4人が認定 された。
 西さんは40年前から、宮川の清流を利用したワサビ栽培に取り組み、土壌や水路の改良を続けて地域の特産品に育てた。4年前の豪雨で畑がすべて土砂に流されたが、復興を成し遂げ、式で「多くの人の支援でここま で来ることができた」と感謝した。
 小倉さんは35年間にわたり、枝打ちなどに使う小型おの「よき」を作り続ける。林業家それぞれの要望を聞いて1本ずつ手作りし、伊勢神宮の式年遷宮の伐採用も県内でただ一人手掛ける。「林業の衰退で仕事は減っ たが、技術を残さなければ」と若手の育成にも力を注いでいる。
 野田さんは、櫛田川流域のカヤを使った渓流釣り用タモ作りの技術が評価された。釣りを愛好する若者を連れて森に入り、自然を案内する環境保護活動にも力を入れ、「釣りが好きだから、きれいな川を守りたい」と決意 を新たにした。