ID : 9013
公開日 : 2008年 10月 9日
タイトル
県産杉の新建材を全国へ 三好のNPO、間伐材を利用
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新聞名
徳島新聞
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元URL.
http://www.topics.or.jp/contents.html?m1=2&m2=&NB=CORENEWS&GI=Kennai&G=&ns=news_122343093817&v=&vm=1
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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三好市のNPO法人「ふるさと力」が、県産杉の間伐材を使った新建材を全国に売り込み、森林整備や雇用拡大を目指す試みを始めた。定住促進を目的に三好市三野町に整備している家庭菜園付き分譲住宅
に続く事業で、地域活性化への新たな取り組みとして注目を集めそうだ。
事業は、ふるさと力のメンバーらが設立した建材販売会社「つみきハウス」を中心に進める。同社が県内での製造加工と全国販売のライセンス契約を持つ「つみき工法」の市場開拓を進めることで、県産間伐材の販路
確立を目指す。
つみき工法は、県産杉の間伐材を五種類のブロック材に加工し、これを組み合わせて木造住宅の壁材などに使用する。ふるさと力が整備中の、家庭菜園付き分譲住宅にも用いた。一般的な壁材に比べて、断熱性や遮
音性などに優れているという。
ブロック材の製造加工は、同市の第三セクター・山城もくもくに委託し、住宅メーカーなどへの売り込みをつみきハウスが担う。
経済産業、農林水産両省の農商工連携事業にも認定され、販路開拓などで支援を受けられることになっている。
「ふるさと力」は関西在住の県出身者らを中心に、地域活性化への取り組みを進めているNPO法人。
近藤貞治副理事長は「工法が各地で普及すれば、森林整備や雇用拡大など地域経済の活性化にもつながる。故郷・徳島の役に立つよう頑張りたい」と話している。