ID : 8892
公開日 : 2008年 9月21日
タイトル
間伐材バイオマス燃料、企業に無償供給、排出権を対価に、シーバランス
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新聞名
nikkei Bpnet
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元URL.
http://www.nikkeibp.co.jp/news/eco08q3/585461/
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元urltop:
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写真:
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青森県の環境関連機器販売会社シーバランスは9月19日、森林の間伐材を燃料として無償供給(貸与)する事業を始めると発表した。顧客が化石燃料から木質バイオマス燃料に転換することで生じるCO2排
出削減量(排出権)をシーバランスが取得する仕組みという。子会社を設立し、2009年春をめどに事業のモデル実施を行う予定。自治体や農家、温泉施設、電力会社などの需要を見込む。
樹木は大気中のCO2を吸収して成長するため、木質バイオマス燃料を製造、燃焼する際のCO2排出量が吸収量と釣り合えば、CO2増加と見なさない「カーボンニュートラル」になる。
木質バイオマス燃料はペレットとして加工、乾燥させて製造するのが一般的だが、シーバランスは廃食油からバイオディーゼル燃料を精製する際の副産物「廃グリセリン」を間伐材に含ませることで、ペレットのような加
工なしで燃料として使えるようにしたとしている。