ID : 8850
公開日 : 2008年 9月18日
タイトル
5000ヘクタール間伐に取り組む 「冷房設定1度でも高く」
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20080919ddlk09010072000c.html
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元urltop:
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写真:
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県は18日、07年度の環境の状況や08年度の施策などについてまとめた「08年度県環境白書」を発表した。主な取り組みとして、約5000ヘクタールの間伐実施や「とちぎの元気な森づくり県民税」導入など
が盛り込まれた。
白書によると、水や地盤、騒音などの生活環境はおおむね良好だったが、光化学スモッグの注意報発令日数が計16日と、06年度の8日間に比べ倍増。過去3番目に多かった。例年に比べ梅雨入りが遅かったことや猛
暑が続いたことが影響したという。
県内の温室効果ガスの総排出量(推計)は1968万5000トンで、基準年(90年度)の1814万7000トンを上回ったが、06年度よりは2・5%減少した。A重油などの石油製品販売量が7・8%減ったのに対し、都市ガ
ス販売量が1・8%増えた。工場などのエネルギー転換が進んだためとみられる。
県は10年度までに、同ガス総排出量の基準年比0・5%削減を目標としているが、達成は厳しい状況だ。県環境森林部は「家庭に冷房を1度でも高く設定するよう呼び掛けたり、事業者にエコドライブで排出量の少ない
運転をお願いするなど、取り組みをさらに強化したい」と話している。【