ID : 8622
公開日 : 2008年 8月28日
タイトル
モンゴルの「森林」再生へ拠点施設 県など取り組み
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新聞名
神戸新聞
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元URL.
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001382010.shtml
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元urltop:
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写真:
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大規模な火災などで多くの森林が失われているモンゴルの緑を取り戻そうと「ひょうご-
モンゴル森林再生センター」が30日、同国ウランバートル市に開設される。県と県環境創造協会(会長・斎藤富雄副知事)が長年取り組んできた「モンゴル森林再生プロジェクト」の一環。育苗や植樹などの活動を同協会
が支援し、将来の地球温暖化防止にもつなげたいという。(畑野士朗)
同国は毎年のように大規模な森林火災に見舞われており、一九八〇-二〇〇四年に年平均三十万ヘクタールの森林が失われた。特に、九六年に起きた森林火災は、北海道を上回る面積が消失したとされる。
県と同協会は一九九九年度から、同国科学アカデミーの研究者がつくる非政府組織(NGO)「モンゴル森林フォーラム(MoFF)」とともに森林再生プロジェクトに着手。学識経験者などによる技術指導調査団の派遣や
、森林火災跡地に植樹するなどの支援をしてきた。
これらの取り組みを今後につなげるため、MoFFがセンターを建設することになり、同協会は約千四百万円を助成。三十日の開所式には斎藤副知事が出席する。
センターは約一・五ヘクタールの敷地に、研究室や研修施設などがある建物のほか、育苗場などを備え、植林技術の技術研修や地域住民への啓発活動、苗の品種改良などに取り組むという。