ID : 8584
公開日 : 2008年 8月22日
タイトル
:四国の森林づくりへ提言 26、27日に四万十市で初開催
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20080822ddlk39040438000c.html
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元urltop:
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写真:
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四国森林管理局などは今月26、27の両日、四万十市西土佐中半の宿泊施設・四万十楽舎で「四国の森林づくり子どもサミット」を初めて開く。森林環境教育に積極的に取り組む4県8小中高の児童・生徒たち
が参加し、子どもたちの目線で将来の四国の森林づくりに向けた提言をまとめる。【服部陽】
国産材の自給率は20%程度とされ、国の政策でも国産材を利用することで山の整備を進め、森林環境教育にも生かすことを基本としている。同管理局では、06年度から森林整備や木材利用などに取り組む学校など
を「四国山の日賞」として表彰。受賞校などで意見を交わし、独自の提言を練り上げてもらい、来年度以降の同管理局の事業に反映させようとサミットを開催することになった。
県内で参加するのは、梼原町立越知面小▽四万十市立津野川小▽同西土佐中▽県立四万十高校--の4校。中でも、越知面小は河川の実態調査や間伐体験など、5、6年生を中心に年間100時間を環境教育に充て
ている。サミットではこうした活動を子どもたちが報告。加えて、木が持つ炭素量の測定や土壌に住む生物の観察など、教科書で習うことを補完するプログラムを用意し、子どもたちが実際に山に入って体験しながら学
ぶ。
同管理局は来年度以降、サミットの規模を拡大することも考えており「人間生活に欠かせない水や空気の源は森林にあり、採算性の合う林業になるため、多くの子どもに国産材利用を知ってほしい」と話している。
サミットは一般も見学可能。問い合わせは、同管理局指導普及課(088・821・2121)。