ID : 8523
公開日 : 2008年 8月14日
タイトル
スギ間伐材でブランド家具 小浜生まれの平井さんデザイン
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20080815/CK2008081502000002.html?ref=rank
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元urltop:
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写真:
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小浜市生まれの建築家、平井純さん(38)=京都市左京区在住=が、間伐材などを使った家具「言の葉風」シリーズをデザインし、販売している。構想7年の家具ブランドで、平井さんは「時間とともに風化
する工業製品ではなく、時がたつほど熟成する家具を若狭から発信したい」と話している。
使用する素材は、若狭地方のスギの間伐材や全国から集めた端材など。節目のある安価な木材も、デザインに組み込むことで個性を生み出している。
「建築工事に携わり、森林で起きている問題を肌身に感じてきた」という平井さん。間伐材を流通させることで、森林の間伐を促進するねらいもある。
同市中井の生家を改装したアトリエで、洗練されたデザインをはじき出す。製作は、同市口田縄(くちだの)の建具・家具製作会社「指重」。同社の職人の技術に感銘を受けた平井さんが依頼した。「地元の家具職人の雇
用にも貢献したい」と話す。
「言の葉風」は「言葉を風のように相手に届ける古来の日本」をイメージして名付けた。現在、販売しているのは、食卓や学習に使える机「こころ一膳(いちぜん)」(3万9000円)やCDラック「音木函(ばこ)」(14万700
0円)など7種類。それぞれに名前があるのは「家具に言霊を吹き込み、一生使ってもらいたいから」。名刺入れや蚊帳、ソファなど30種類を構想中だ。
問い合わせは、平井さんのホームページ=www.factory-net.jp=または、指重=電0770(58)0775=へ。