ID : 8520
公開日 : 2008年 8月13日
タイトル
カーボンオフセット:森林バイオマス活用へ、4町が連携
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20080814ddlk01040280000c.html
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元urltop:
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写真:
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十勝管内足寄、網走管内滝上、美幌、上川管内下川の4町でつくる「森林バイオマス吸収量活用推進協議会」は13日、森林バイオマスを活用したカーボンオフセット制度を策定する委員会の初会合を下川町
役場で開いた。
カーボンオフセットは、排出した二酸化炭素(CO2)を、植林や森林保護、自然エネルギーの購入などで削減された排出量で相殺する仕組みで、地球温暖化防止に有効な手だてとして注目されている。森林バイオマス
は間伐材、林地残材、チップ、材木、薪、炭、ペレットなど。これらを利用しても二酸化炭素は発生するが、原料として森林を間伐することで木の成長を促し、森林が二酸化炭素を吸収するため二酸化炭素の発生を抑制で
き、化石燃料の利用も減らせて二酸化炭素を削減できる。
こうした点に着目し委員会は、制度設計の前提となる、森林バイオマス活用による二酸化炭素の吸収量の算出方法を検討。高知県など先行事例の調査や企業のニーズ把握などを通し、今年度末までに制度をまとめる
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初会合には、大学の研究者など学識経験者からなる委員のほか、環境省や林野庁、道の担当者が出席。委員長に日本大大学院法務研究科の小林紀之教授を選んだ。【