ID : 8356
公開日 : 2008年 7月24日
タイトル
学ぼう 森の大切さ 白峰小4、5年 薪背負い、二宮金次郎“追体験”
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20080723/CK2008072302000206.html
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元urltop:
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写真:
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白山市白峰小学校の四、五年生十五人が二十二日、同市白峰の大前山周辺で薪(まき)運び体験や炭焼き窯見学などの森林環境学習に取り組み、かつては現在より身近だった「林業」の一端を学んだ。 (酒
井健)
地元林業家でつくる「白山ろく育林研究グループ」が、子どもたちに森の大切さを知ってもらおうと初企画。総合学習の一環として同校が取り入れた。
児童たちは最初に炭焼きのベテラン尾田好雄さんの解説で大前山のふもとにある炭焼き小屋を見学した。
大前山では、林業家の織田捷二さんらが「白峰の森林」と題した冊子を配布。森林に洪水を防ぐ機能があること、二酸化炭素の貯蔵効果があり、地球温暖化を防ぐ力があることなどを説明した。
続いて、薪を背負って歩きながら読書した二宮金次郎(尊徳)のエピソードを紹介した。児童たちは集めた薪の束を縄一本で背負う手順を習った後、一人一人が実際に背負い、冊子を読み上げながら歩いて二宮金次郎
の気分を“追体験”。全員が元気に読み上げて盛り上がった。薪の束は約五~六キロになるといい、水上司隆君(四年)は「(縄が食い込んで)肩が痛かった」と感想を話していた。