ID : 8231
公開日 : 2008年 7月10日
タイトル
排出 二酸化炭素 森整備で相殺
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新聞名
読売新聞
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元URL.
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gifu/news/20080709-OYT8T00781.htm
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元urltop:
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写真:
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県内の森林整備活動を対象に、事業者が排出する二酸化炭素(CO2)と、整備した森林で吸収するCO2を相殺する「県地球環境の保全のための森林づくり条例案」が10日、県議会本会議で議員提案される
。同様の条例は京都府と和歌山県で施行されているが、東海三県では初めて。条例案は可決される見通し。
条例案によると、事業者は県に提出する森林整備計画に基づき、県内で森林整備活動を行う。その後、県が森林の吸収するCO2を算出し、事業者が排出するCO2と相殺できるように認定する。また、県は事業者の森
林整備活動で、CO2削減対策の促進を図る必要があると認めるときは、国に必要な措置を講ずるよう要請できるとしている。
県では昨年度から、事業者参加による森林整備活動「企業との協働による森林づくり」を進めており、県内外の5事業者・団体が現在、中津川市など県内5か所で森林活動を行っている。県林政課は「吸収量と排出量の
CO2相殺で、事業者が森林整備活動に参加しやすい環境づくりができるうえ、地球温暖化対策にも役立つ」としている。
提出者の一人で、自民党県連政調会長の渡辺信行県議は「全国的にみても、この条例案は先進的な取り組みだと思う。国に先駆けて実施することで、この取り組みが全国に広がれば」と期待を寄せている。