ID : 689
公開日 : 2006年 4月 2日
タイトル
久慈駅に間伐材のベンチ 市観光協会が寄贈
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新聞名
デーリー東北新聞
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元URL.
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/04/02/new06040208.htm
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元urltop:
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写真:
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三陸鉄道久慈駅とJR久慈駅の待合室に、地元の南部アカマツの間伐材を使用した木造のベンチ八台が二十九日から、お目見えした。早くも駅の利用者に好評を博しており、関係者は春の観光シーズンを前
に、「久慈駅のイメージが少しでも上がるのでは」と期待している。
ベンチは、久慈市観光協会(細田稔男会長)が寄贈した。同協会が創立五十周年を迎えた記念と、旧山形村との合併により四月一日から新しい観光協会に生まれ変わることから、これまでの活動の足跡を残すとともに、
地元の観光振興に貢献しよう―と企画した。
三陸鉄道久慈駅で行われた贈呈セレモニーには、同協会と三陸鉄道の関係者ら約十人が出席し、細田会長が三陸鉄道の職員に「地元の間伐材を使ったベンチです。観光などに役立ててください」と述べた。
これに対し、三陸鉄道久慈鉄道事務所の中川原秀忠所長が「本当にありがとうございます。大事に使わせていただきます」とお礼を述べた。
セレモニーの後、早速市民らが待合室に訪れ、新しいベンチの座り心地を確かめていた。
普代駅に向かうという主婦(72)は「木のぬくもりがあって気持ちが良い。色も白っぽいので駅全体が明るくなった」と満足そうに座っていた。