ID : 680
公開日 : 2006年 4月 2日
タイトル
地元の間伐材原料に足湯 多賀 8、9日に一般公開
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新聞名
中日新聞
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元URL.
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20060401/lcl_____sga_____001.shtml
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元urltop:
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写真:
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木くずなどから作る固形燃料「木質ペレット」でお湯を沸かす足湯が、多賀町藤瀬の「高取山ふれあい公園」に完成した。地元の間伐材などを原料にした地産地消のエネルギー利用として注目が集まる。 (細
川 暁子)
木質ペレットは、生物資源を利用し、環境への負荷が少ない「木質バイオマス」の一種。間伐材などの廃材を粉砕し、乾燥、圧縮、成形の工程をへて作られる。
足湯の設置は、木質バイオマスを普及させPRしようと、環境保全活動を続けているNPO法人「おうみ木質バイオマス利用研究会」(彦根市京町)と、県湖東地域振興局、多賀町の大滝山林組合などが発案。時間当たり
三十キロの生産能力があるペレット製造器を購入し、三月末から地元産のヒノキや杉の間伐材を使って製造を始めた。
縦一メートル、横二メートル、深さ五十センチの足湯の浴槽も地元産のヒノキを使って同会などが作った。浴槽のお湯を沸かすには、約五キロのペレットが必要だという。
足湯は、同公園で開かれる「高取さくらまつり」(七-九日)に合わせ、八、九日に一般公開される。誰でも無料で利用できる。
同会と県湖東地域振興局、大滝山林組合などは協力して、四年前に同公園に森林発電所を設立するなど、木質バイオマスに着目した取り組みを早くから手掛けてきた。