ID : 7954
公開日 : 2008年 6月17日
タイトル
サミットまであと21日 実験や巨木調査で「環境」学ぶ
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/99196.html
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元urltop:
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写真:
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北海道洞爺湖サミットを前に、市民が自然観察や実験で環境を考える「身近な自然に『環境』を学ぼう」(室蘭工大環境科学・防災研究センターなど主催)が十四、十五の両日、室蘭市内で開かれた。参加者
は巨木調査や燃料電池の実験を行ったほか、室蘭栄高生は鳴り砂についての研究成果を発表した。
十四日は、十-三十人の五つの学習グループに分かれて活動。室蘭岳では、約二十人が林道沿いのミズナラの巨木を観察した。参加者らが幹回りを測ると約七・三メートルあり、「室蘭岳の自然を守る会」の二井田高敏
会長は「道内で一番太いものではないか」と話した。
また、自然の水辺を再現したビオトープでの生物観察や、水素と酸素から電気を発生させる燃料電池の実験なども行われた。
十五日は同大で室蘭栄高サイエンスクラブの十人がイタンキ浜の鳴り砂について発表。浜の砂の分析で石英の粒が大きく、細長い方が鳴りやすいとの仮説を報告した。異物が含まれると音が出ないことも実演、「浜の
ごみは増えている。環境を守るには世界全体の努力が必要」と呼び掛けた。
同大の岩佐達郎教授は、温暖化を引き起こす二酸化炭素増加の現状などについて講演。各学習グループによる成果発表も行われた