ID : 7951
公開日 : 2008年 6月17日
タイトル
中国木材、木質系バイオマス発電所が完成
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新聞名
日本経済新聞
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元URL.
http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080616c6b1603716.html
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元urltop:
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写真:
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製材大手の中国木材(広島県呉市、堀川保幸社長)が鹿島工場(茨城県神栖市)で、三菱商事と建設していた国内最大級の木質系バイオマス発電所が完成した。試運転を始め、7月から操業を始める計画。製
材過程で発生する木くずや樹皮を燃料とし、工場に電力や蒸気を供給する。
発電所は「神之池バイオマス発電所」で、16日に完成式典を開いた。総事業費は約45億円。発電能力は2万1000キロワットで、国内では最大級のバイオマス発電施設となる。鹿島工場の製材過程で発生する木材樹皮
を有効活用し、年間で約22万トンを燃料として使う計画。
バイオマス発電で電力や蒸気の使用量を減らせるため、原油換算で年6万1100キロリットルの二酸化炭素(CO2)の排出につながる見通し。工場で必要な電力を上回った余剰分については、東京電力などに販売する
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中国木材と三菱商事は2005年に鹿島工場へのエネルギー供給を目的に共同出資で「神之池バイオエネルギー」を設立し、発電施設の建設を進めていた。