ID : 7552
公開日 : 2008年 5月10日
タイトル
森林の有効活用へ協議会を設立 東近江、湖東地域など22団体
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008050900126&genre=A2&area=S00
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元urltop:
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写真:
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滋賀県の東近江、湖東地域の森林の有効活用と林業振興を目指し、各地域の森林組合やボランティア団体、県など22団体が「湖東地域材循環システム協議会」を9日、設立した。地域ならではの商品開発や
体験イベント開催などをする。森林に関する包括的な活動団体設立は全国的にも珍しい。
同協議会は、毎月1回のペースで会議を開き、木工の伝統を生かした新商品の開発や、需給のバランスを整える木材の種類の規格化に当たるほか、地域住民を山林に招いて伐採体験などを行う。間伐材を紙に加工
してやや割高で地元企業に販売、利益を山の手入れに充てる活動も進める。
両地域は森林資源が豊かで、東近江市の木地師や彦根仏壇、日野椀(わん)など木工と縁が深いが、山間部の人口減と高齢化が進んでおり、関係者らが対策に乗り出した。
9日には多賀町の大滝林業技術研修センターで設立総会を開いた。東近江地域振興局森林整備課は「多様なニーズに応えながら環境にも配慮する活動を広め、林業が自立できる仕組みづくりにつながれば」と期待を
寄せている。