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高遠高校1年生106人が8日、森の役割や管理、大切さなどを学ぶ進徳ゼミ「森と親しむ」授業を受けた。伊那市振興公社の林業士、稲辺謙次郎さんらの指導で、裏山の学校林を散策して特徴を観察し、樹木
を伐採する体験をした。
稲辺さんは、学校林にあるため池の前で「かつてあった田んぼに送る冷たい水をため、暖めていた」と説明。林の状態を「いろいろな動植物がいて典型的な里山の環境。季節によって山の色が変わるのでよく観察して
」と呼び掛けた。
林の中でうっそうと木々が生い茂り、暗い場所に移動し、立ち枯れした木や雑木を切り倒した。ヘルメット姿の生徒たちは慣 れない手付きながらも懸命にのこぎりを動かして間伐作業に汗を流し、地面に光が当たるよう
にした。
1年C組の宮下峻平君は「毎日見ていても普段は林のことを気にかけていなかったのでいい勉強になる。のこぎりでの間伐作業は重労働なので、チェーンソーがなかった昔は大変だったと思う」と感想を話した。++/div
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