ID : 7373
公開日 : 2008年 4月24日
タイトル
森林認証材の普及を 管内の加工流通関連34事業者が「ネット」
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新聞名
北海道新聞
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元URL.
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/89107.html
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元urltop:
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写真:
木材業界の記事です
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持続可能な森林経営と森林認証材の消費拡大を目指す「北見地方SGEC(緑の循環認証会議)ネットワーク」の設立総会が二十三日、滝上町文化センターで開かれた。網走管内の木材関係業者が、認証材の
加工や流通などに必要な認証を取得し、地場産材の普及を図る。
森林認証は、違法伐採防止などを目的につくられた制度。生態系や環境に配慮した伐採、植林を行っている森林に第三者機関が認証を与える。
認証材として出荷するためには、加工、流通業者も認定を受ける必要があり、同会にはそれらの認証取得を目指す、北見、置戸、遠軽、滝上、興部、雄武の三十四事業者が参加した。
会では、北見地方木材協会の佐藤教誘会長(佐藤木材工業・紋別)を会長に選出。佐藤会長は「より良い物をつくるという気持ちを忘れず、認証の名に値する取り組みを始めよう」と、参加業者の約五十人に呼びかけた。
同会では今後、七月までに認証を取得し、認証材の分別、管理、流通体制を確立させ、新年度から本格的な認証材の出荷を目指す。管内では既に十二件の加工、流通業者などが認証を取得しており、佐藤会長は「最大
で年間七、八万トンの認証材の出荷が見込めると思う」と話している。
また、網走管内の森林は今年三月末までに、全面積の四割にあたる二十九万七千ヘクタールがSGECの森林認証を取得しており、日本一の規模を誇る。年内には滝上町で、町内の森林面積の九割を占める約二千六
百ヘクタールが、森林認証を受ける計画を立てている。(