ID : 7097
公開日 : 2008年 4月 8日
タイトル
鉄道林:20年、総額210億円かけ保存へ JR東日本
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新聞名
毎日新聞
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元URL.
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080409k0000m040085000c.html
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元urltop:
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写真:
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鉄道を風や砂から守るため設けられた鉄道林についてJR東日本は8日、約20年かけ総額210億円を投じ樹木を植え替えるなどして保存すると発表した。1893年に東北線に設けられたのが最初とされる
鉄道林は、沿線の市街地化が進んだことなどで当初の役割を終えたが、環境保全などの目的で維持されることになった。
対象となるのは280カ所で東京ドームの約900倍に相当する4200ヘクタールの鉄道林。防災、環境保全、緑地の3区分に分類して維持管理を図る。多くはスギだったが、サクラなど17種類に植え替える予定だ。08
年度は植栽後40年を経過した樹木が対象となる。
JRの試算によると鉄道林は、同社が排出するCO2(二酸化炭素)の0.8%に相当する1万7000トンを吸収し、地球温暖化対策にも寄与している。植え替えではこうした機能も保たれることになるという。【