ID : 6945
公開日 : 2008年 4月 1日
タイトル
葛巻林業に感謝状 林野庁の木づかい運動
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新聞名
岩手日報
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元URL.
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080331_11
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元urltop:
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写真:
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木質燃料ペレットなどを製造販売している葛巻林業(本社盛岡市、遠藤保仁社長)は2007年度の木づかい運動林野庁長官感謝状を受けた。国産材利用推進の模範例として評価された。
同社は1982年に木質ペレット製造に着手、日本で初めて製造販売に成功した。従来は廃棄物だった樹皮からエネルギーを生み出す木質ペレットは、地球温暖化対策や森林資源の循環利用への要請が高まるに連れ脚
光を浴びるようになった。
同社のペレット出荷は年間約1600トンで、灯油800トン分に匹敵。県再生資源利用認定製品にも認定されている。
07年度からはカラマツ間伐材樹皮も原料として活用。葛巻町の葛巻工場は視察や見学を随時受け入れ、同町の「クリーンエネルギーの町」づくりを後押ししている。
林野庁は京都議定書の目標達成に向け、国産材利用拡大につなげる木づかい運動を05年度から展開。07年度は農林水産大臣、林野庁長官、財団法人日本木材総合情報センター理事長の各感謝状が計15事業所・団
体に贈られた。本県からは06年度のウッティかわい(川井村)に続く林野庁長官感謝状。
遠藤社長は「地域のエネルギー資源を地域で使うという思想でやってきた。中山間地域にいてよかったと思えるような地域づくりに貢献していきたい」と意気込みを新たにする。