ID : 6622
公開日 : 2008年 3月 6日
タイトル
CO2削減:県の目標達成へ 森林3万9500ヘクタール、吸収対象に加える
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新聞名
毎日jp
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元URL.
http://mainichi.jp/area/shimane/news/20080306ddlk32040286000c.html
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元urltop:
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写真:
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県は、京都議定書に定められた二酸化炭素(CO2)の県内分の削減目標(28%)を達成するため、今後5年間で新たに3万9500ヘクタールの森林をCO2吸収のカウント対象に加えると発表した。県の試算
では年間6200ヘクタールの森林で間伐が新たに必要になるが、県森林整備課は「現行のペースで十分可能」としており、削減目標はおおむね達成できる見通しとなった。
国以外が所有する「民有林」は県内に49万3000ヘクタールあり、18万6000ヘクタールが人工林、天然林が28万6000~28万7000ヘクタール。残りは竹林など。京都議定書は、管理や手入れが行き届いた森林だ
けを吸収対象にカウントすると定める。県は、第1約束期間の期限である2013年3月までに、人工林の8割強にあたる15万2000ヘクタールで間伐を行い、天然林の3割弱にあたる8万1500ヘクタールを保安林にし
て管理下に置く。5年間で新たに人工林3万7000ヘクタールで森林整備を実施し、2500ヘクタールの天然林を保安林に指定することが必要。CO2吸収量は149万6000トンになる予定。
京都議定書における温室効果ガスの日本の削減義務は6%(対90年比)。県では森林分で26%、排出量削減で2%の計28%の削減目標を設けている。【