ID : 542
公開日 : 2006年 3月15日
タイトル
春色の森出現 庄原で来月祭り
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新聞名
中国新聞
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元URL.
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603150081.html
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元urltop:
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写真:
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庄原市の国営備北丘陵公園で開かれる春まつり(4月8日―5月7日)をPRしようと、広島市中区のそごう広島店で14日、公園で木工教室を開いている木工作家清水宣輝さん(68)、倫希さん(31)親子の作
品を並べて公園のお花畑を再現する展示が始まった。31日までで、期間中は無休。(北村浩司)
同店本館一階のミレニアムコートの一角に、チューリップや菜の花、ポピーの鉢植えなど、春まつりの主役になる約三千五百本の花を並べてお花畑を再現した。
公園内の森を間伐して出たクヌギなどの丸太を、木肌もそのまま利用した作品は計十三点。高さ二メートル以上ある丸太の上に作ったツリーハウスの周囲では、木の表情を巧みに生かして作ったクマやリスなどの動物
が、ギターや太鼓などの楽器を楽しそうに奏でる。
長さ一・五メートルもある丸太を胴の長い犬に見たて、人が乗れるほどしっかりと作った「ワンワンベンチ」などの作品もあり、森で遊ぶ動物たちの春を表情豊かに表現。母親と訪れた東区の向井田萌ちゃん(3)は、シ
ーソーをかたどった作品に「幼稚園みたい」と目を輝かせていた。
今回の展示は「ハル 花 三月祭」を開催中のそごう広島店が、店内を花いっぱいにできる展示をと、公園側と相談して実現した。二十六日には、清水さん親子がミレニアムコートのステージで作品制作を実演する。
清水さん親子は庄原市川北町で「のんき工房」を開く傍ら、公園で週末を中心に木工教室を開いている。倫希さんは「展示で公園の春の雰囲気を伝えたい」と話していた。