ID : 6383
公開日 : 2008年 2月17日
タイトル
「CO2削減『一村一品』プロジェクト」全国大会200 8が開催
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新聞名
JanJan
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元URL.
http://www.news.janjan.jp/living/0802/0802160889/1.php
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元urltop:
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写真:
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あのエコ、このエコ、大集合―というキャッチフレーズで、「CO2削減『一村一品』プロジェクト」全国大会2008(主催:環境省、運営事務局:全国地球温暖化防止活動推進センター)が2月9、10日の両日、東京
で開かれた。
「CO2削減『一村一品』プロジェクト」とは、日本各地から地域の創意工夫を活かした優れた地球温暖化防止の取り組み(一品)を集め、地域の地球温暖化対策の全国的な盛り上がりを作るための取り組みである。
プレゼンテーションの様子 今回開催された全国大会では、6月から全国各地で始まった公募で集まった1074の応募の中から、都道府県代表として選ばれた全国47の温暖化防止の取り組みが紹介された。各県4分間
という短い時間の中で、寸劇や歌、踊りなども交じえて工夫を凝らしたプレゼンテーションが展開され、会場からは盛んな拍手が送られていた。
昨年12月27日から今年1月31日までに行われたウェブからの一般投票と古美術鑑定家の中島誠之助さんら5人の審査員による審査を経て、10日にグランプリが発表された。
最優秀賞を受賞したのは、京都府代表に選ばれた府立北桑田高校森林リサーチ科による「地元の木を使って『ウッドマイレージ』を減らそう!」という取り組みだ。現在、家作りに多く使われている海外からの輸入材の代
わりに、地元産のスギ・ヒノキ材を使ったログハウスや家具を製作・提供することで、ウッドマイレージ(木材の輸送距離)を短縮してCO2排出を削減するというものだ。これによって年間で、3tのCO2を減らせるそうだ。
続く金賞に輝いたのは山梨県代表に選ばれた都留市の「回れ! 家中川小水力市民発電所『元気くん1号』」という取り組みだ。都留市では、市役所隣の小学校校庭との落差わずか2mを利用し、昔ながらの木製下掛け水
車による本格的な小水力発電施設を運営している。その設置には市民参加型ミニ市場公募債「つるのおんがえし債」を発行し、多くの市民の協力と理解を得ている。この取り組みによって、2006年4月から2007年11
月の20ヶ月の間で約39.7tのCO2を削減した。
この他、銀賞=富山市(富山県代表)「富山港線のLRT化による公共交通活性化の取り組み」、銅賞=沼田町(北海道代表)「雪冷熱を地域資源として~輝け雪のまち、沼田町の取り組み~」など合計14団体が受賞した。
受賞団体をはじめ、全国47都道府県の代表に選ばれた取り組みは、「ストップ温暖化大作戦」ホームページから見ることが出来る。