ID : 505
公開日 : 2006年 3月10日
タイトル
中国最大の国有森林区、2010年までに森林被覆率を84%に
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新聞名
新華社通信
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元URL.
http://www.xinhua.jp/news/free/10044598.html
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元urltop:
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写真:
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中国最大の国有森林区である黒龍江省森工林区は第11次5ヶ年規画(2006~2010年)期間中、生態系づくりと営林事業を通じて、2010年までに森林備蓄量を7億5000万立方メートルに、森林被覆率を
84%にまで引き上げる計画だ。
今後5年間、同省森林工業局は森林の分類経営戦略を実施することで、商品林や育成中の幼齢林を科学的に運営し、質の劣る森林を改善して、森林の質と生産力を引き上げていく。また、構造の最適化、効率の向上、
森林消費の削減などに基づき、2010年までに、同林区の生産額を300億元、年平均成長率を12%台、利益を1億元にすることを目指す。
黒龍江省森工森林区は中国最大の国有森林区で、総面積は1006ヘクタール、これは同省総面積の22%に相当し、そのうち林地面積は828.21ヘクタール、森林備蓄量は6億6800万立方メートル、森林被覆率は82
.6%に達しており、自然資源の保護や生態系の維持、林産業の面で大きな役割を果たしている。
同林区の資源負担力に基づき、国は第11次5ヶ年計画の期間中、同林区の伐採限度量を175万立方メートルに抑える方針だ。国からの伐採量削減の要求に応じて、同林区は今後5年間、道路と林地双方での植林を推
進し、民有林や工業用材木林の育成、低価格林の改造における4大林業計画を奨励して、減産しても収益を維持するという前提のもと、林業の生態系を保護する。
森林が持つ多様な機能を発揮させるため、同林区はその用途に基づき、公益林と商品林の比率を合理的に決める。公益林に対し、現在の林木資源の改造と最適化を図り、森林生態系の安全かつ穏やかな発展を安定
を促す。商品林に対し、経済効果を最大にするということを目標として、同時に生態系にも配慮して、林地の生産力を向上させる。