ID : 5918
公開日 : 2008年 1月 1日
タイトル
間伐材でログハウス 中川のNPO講座
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新聞名
長野日報
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元URL.
http://www.nagano-np.co.jp/modules/news/article.php?storyid=9379
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元urltop:
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写真:
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中川村四徳の活性化に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)「山里の暮らしと豊かな森を守る会」が今年度講座を設け、自分たちで間伐したカラマツ材を使ったログハウス造りが進んでいる。中にはチ
ェーンソーを持つのも初めてという受講者もいたが完成に近づいてきた。
四徳にある四徳温泉森林体験館に近い四徳川沿いの村有地を利用。チェーンソーの扱いから講習を始め、周辺のカラマツを切り出して搬出した後、切りそろえ、削って造材。丸太を組み立て、広さ約10平方メートルの
1棟を建てている。
講座は、ログハウス建設が間伐材活用の手立ての1つになればという試み。4回シリーズで9月に開講し、講座自体は12月下旬に閉講したが、終了後も同会メンバーや希望する受講者が作業を行い、今年度中に完成
の予定。同会は来年度以降も1棟ずつ増やし、将来はログハウス村にしたいとも構想する。
受講者は上伊那地方や松本市などから参加した約15人。受講するうちに自分のチェーンソーを購入したという駒ケ根市の酒井比呂志さん(42)は「森林の知識がなく、木を切れば必ず利用されると思っていたが、現状
は運び出すのに費用がかかって倒されたままになっていることが多いと聞き、びっくりした。せっかく習った技術。これからは手始めに犬小屋を作りたい」と話す。
建設作業は専門家の佐藤吉勝さん(55)=秋田市=が指導している。佐藤さんは「皆さん真面目で、向かう姿勢が違う。来たかいがあった」と話している。