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ID : 5886
公開日 : 2007年 12月27日
タイトル
京の四季守れ、東山の森を再生へ 京都市などが推進 協設立
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新聞名
京都新聞
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元URL.
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122700017&genre=A2&area=K10
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元urltop:
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写真:
 
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 銀閣寺や清水寺の背後に広がる東山の森林を守るため、京都市と近畿中国森林管理局は26日、地域住民や企業とともに森林整備を行う「京都伝統文化の森推進協議会」(発起人代表・山折哲雄国際日本文 化研究センター名誉教授)を設立した。手入れ不足などで少なくなった四季折々に変化する広葉樹を、市民ボランティアが国有林から増やし、京都の景観の基盤となる山並みの保全につなげる。
 東山では山並みに寺社が溶け込み、広葉樹の紅葉などが景観に重要な役割を果たしてきた。しかし近年、森林整備が行き届かず常緑樹のシイが増加し、広葉樹が減少している。「このまま放置すれば、季節感のある山 並みが消えてしまう」との指摘もあり、市などは広葉樹主体の森林再生に向け、企業代表者や学識経験者らよる協議会を立ち上げることにした。
 協議会では森づくりの方向性を検討するとともに、市民団体や協賛企業を募集し、植樹や間伐など森林整備事業への参加や協賛金の提供などを呼び掛ける。当面、高台寺山など国有林約190ヘクタールを対象に下草 刈りなどをするほか、間伐材を使った炭焼き体験会の開催や、山並み保全の大切さを訴えるパンフレット配布などにも取り組む。
 また、民有林にも活動が広がるように地域住民との連携を深めるほか、嵐山周辺や上賀茂神社周辺など他地域の国有林でも今後、活動の輪を広げる。
 26日、上京区のホテルで開かれた設立総会では立石義雄京都商工会議所会頭を顧問とすることなどを決め、山折代表が「京都は自然を圧倒する建物がない都市。そんな価値観や美意識を守っていく使命を感じてい る」と決意を述べた。
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